予防先進国って!?三郷 吉川 流山の予防歯科
2014年12月1日
「予防歯科」を国家の一大プロジェクトにしたのは何とスウェーデンなのです。
北欧の国スウェーデンは、「予防歯科」先進国として知られています。
そんなスウェーデンも、かつては、多くの人がむし歯や歯周病で歯を失っていました。
その状況を重く見たスウェーデン政府は、1970年代に「予防歯科」を国家的な一大プロジェクトとしてスタートさせました。効果は絶大で、現在のスウェーデンは、世界で最も歯科疾患が少ない国と言われています。
つまり国をあげて国家予算ん投じてまでも歯科予防に力を入れているんです。
スウェーデン政府は、「予防歯科」の考えを国家的な歯科医療の方針として採用し、歯科医院で「予防歯科」を受診することを義務化しました。
今のスウェーデンでは、国民全員が定期的にプラークコントロールと歯科指導、治療を受けることができるようになっています。
何と素晴らしいことなのでしょう!!!
これぞ究極の予防歯科の形ではないでしょうか!?
しかし、予算を投じた国のおかげ「だけ」ではなかったのです!!!
1.予防歯科の理解度の違い
2.歯科医師への意識の違い
3.オーラルケアの取り組みと意識の違いです。
などがあげられます。
1.「予防歯科の理解度の違い」
子どもの時から歯の健診が当たり前のこととしてとらえられ、歯の健康づくりが生活習慣として定着しているのです。
「予防歯科」の考え方を伝えて必要性について聞いた結果です。スウェーデンでは「予防歯科を必要だと思う人グラフ1-3」は約83%ですが、まだ浸透していない日本でも約71%と必要だと感じる人が多い結果となりました。
しかし、予防歯科を必要だと考えるスウェーデンでは83%に対して予防歯科に取り組んでいるのは69%ですが、日本では予防歯科を必要だと考える人が71%もあるのにかかわらず、実際に予防歯科を取り組んでいるのは26%でした。
つまり残念ですが、何故なかなか行動に移せていないのか!?現実なのです。
痛まないと行かない。仕事が忙しい。遊び優先。
皆様はいかがですか!?
アメリカハリウッドでは仕事の約束をとる時に、その日は歯医者のメンテナンスがありますのでと変更するCMがあります。
皆様ご自身の健康に対する優先順位を上げていきませんか
次回は2番目の歯科医師への意識の違いについてお話させてください。